久しぶりの飛行機!乗るの楽しみだな〜♫
飛行機ってなんだか特殊な空間に思えますよね。乗る前に色々検査されるし、乗ってからも客室乗務員にいろいろ注意されるし・・・。
実際に、飛行機は気流が不安定な大気中を飛んでいる&気圧の関係で、非常に特殊な環境だと言えます!!
日系の航空会社で国内・国際線のCAをしていた とくまりょが、そんな特殊な環境の飛行機で「やってはいけない最低限の5つのこと」をご紹介します。
※今回は「航空法」で定められていること(例えば、「機内にナイフなどを持ち込んではいけない」など)ではなく、それ以外のことで機内で起こりうる危ない事例をご紹介します。
飛行機の環境
- だいたい高度28000ft〜38000ft(機材や日によって異なる)を飛行
- 機内の気圧は富士山の4〜5合目くらい
- 大気の状態によって、揺れがひどい時がある
- 長時間、おなじ体勢で座らなければならない
- 他人との距離が近いため、ストレスを感じやすい
などなど、日々地上で生活しているときとは違う環境であるといえます。
やってはいけないこと
寝不足で飛行機に乗ること
旅行が楽しみすぎてよく眠れませんでした・・・
朝早い時間に出発する飛行機で特に多いのが、寝不足のお客さま。先ほどご紹介した飛行機の環境や、寝不足という万全ではない状態などの要因が重って、機内で倒れてしまうお客さまがいます。
機内で倒れる事例で特に多いのが、男性のお客さま。私が対応した中では、9割男性1割が女性のお客さまでした。
話を伺うと、「前日に仕事の準備をしていてあまり寝ていない」「出張が重なって疲れている」「二日酔い」など理由は様々ですが、体調が万全でない状態で乗っている方がほとんどでした。
みなさん仕事etc..でお疲れですね・・
十分な睡眠をとるのが難しいときもあるかもしれませんが、飛行機に乗るときはなるべく万全の状態で乗り、水分補給をしっかりするようにしましょう!
たくさんお酒を飲むこと
今日は旅行だから飛行機でも飲むぞ〜!!
と、普段とはまた違った雰囲気のなか、お酒を楽しむ方もいます。もちろん、機内でお酒を飲んで楽しむのは問題はありません。この場合は、「自分はお酒が強い」と普段はあまり酔わない方に限って具合が悪くなるケースが多くあります。
飛行機は特殊な環境です。地上でビール1本を飲むのと、上空でビール1本飲むのとでは約3倍酔い方に違いがあります。
ビール1本飲んだら、3本飲んだのと同じくらいの酔いの回り方だね!!
飛行機では地上で飲むのより、はるかに酔いやすいことを念頭において、フライトを楽しみましょう!!ここでも水分補給(お酒ではなく水!)が大切です!!
シートベルト着用サイン点灯時に立ち上がる(お手洗いに行く)こと
と・・トイレに行きたい・・・
飛行機の中では、自由にお手洗いに行くこともままなりません笑。どこで判断するかというと、シートベルト着用サインです。
写真の赤丸のサイン(シートベルト着用サイン)が
- オレンジ色に光っている・・・シートベルトをして座る。席を立ってはダメ。お手洗いに行くのもダメ。
- 光が消えている(写真の状態)・・・お手洗いに行ってOK!!
ちなみに、ひどいときはどのくらい揺れるのかというと、身体が浮くくらい揺れます。(飛行の安全には影響ないので安心してください!)
予期せずいきなり大きく揺れることもあるので、座っているときはずっとシートベルトを締めておくことをオススメします!
特に梅雨の時期などは、雨雲の影響で飛行機が揺れっぱなし、シートベルト着用サインも点灯しっぱなし、、でお手洗いになかなか行けないこともあるので、「出発前には必ずお手洗いに行く」ようにしましょう!
※シートベルトに関しては「航空法」が関係します。
上の物入れに手荷物を重ねて入れること
他の人も手荷物を上の物入れに入れるだろうから、スーツケースの上にお土産の紙袋も乗せちゃお♫
とても素敵な計らいです。上の物入れに、場所を譲り合って荷物を入れるのはとてもありがたいことです。
ただ、荷物を重ねるのだけは危険!!!なぜなら、到着して荷物入れを開けた時に、上に乗せた荷物がすべり落ちてきて、自分の頭を直撃!!!なんてことが起こります。(他の人に当たってしまうことも・・・)
あとは飛行機は揺れるので、紙袋などは他に一緒に入っている手荷物に押しつぶされる可能性もあります。お土産の紙袋などは前の座席の下に置くことをおすすめします!
割れものやペットボトル飲料を上の物入れに入れること
飛行機では飲み物もらえるから、飲みかけのペットボトル上の物入れに入れとこ!
上記以外の例でも、特になんとも思わず、リュックのサイドポケットに飲み物を入れたまま上の物入れに荷物を入れてしまうことがあります。
飛行機は気圧が低くなっています。ポテトチップスの袋を飛行機に持ち込むと中の空気が膨れあがり、袋がパンパンになりますが、一度蓋を開けたペットボトルの中の空気もパンパンになり、中身が漏れ出すことがあります!!
私はリキッドファンデーションの蓋が気圧で開いてしまい、ポーチの中が悲惨な状態になったことが・・・
一度、コーラが漏れ出てその場所の上の物入れが使えなくなったこともあります(ベタつきとにおいがしばらく取れず・・)
- ペットボトルは手元に置いておく!(座席前ポケットに入れるとか)
- 割れものは前の座席の下におく!
割れものを持ち運ぶ必要があるときは、上の物入れだと他の荷物とぶつかって割れたりする可能性があるので、前の座席の下が安心です!
飛行機でやってはいけない最低限の5つのことまとめ
今回は、飛行機で安全に過ごすために気をつけたいことをご紹介しました。
危険な事例(倒れるとか・・)もご紹介しましたが、最低限注意していれば必要以上に怖がることはありません!
何か不安なことがあれば、CAを呼んで相談しましょう♫
楽しい空の旅を!!