初めての海外旅行!楽しみだなぁ〜!
私は大学生の夏休みにカナダのビクトリアに行ったのが初めての海外旅行でした。もう十数年前のことですが…それ以降、約30ヶ国様々な国に行きましたが、「これは危ない…」と思ったことが何度もありました。
エピソードを知っていれば、警戒もできる!という事で、私が経験したことや、友人が経験した話をお伝えしていこうと思います。
安全に海外旅行を楽しみましょう!!
スリの手口
やはり一番多く聞く被害がスリです。今回はスリに関して、友人が実際に被害に遭った手口や、私が目撃した手口をシェアします。
スペイン(複数人によるスリ)
友人Aは、ダンナ様と2人で、ローカルのバスに乗って移動していました。バスは満員だったため、友人A夫妻はドアのそばに立っていました。
友人Aは小さめの斜め掛けバッグ(チャック付き)を持っていましたが、バスを降りた後、バッグのチャックが少し開いていることに気づき、中身を確認したところ財布が盗られていたそうです。
バスの中では、中年くらいの3人組の男女が友人Aを取り囲むように近づいてきたらしく、友人Aもおかしいと思い警戒していたにもかかわらず、バスを降りるとカバンの中の財布は無くなっていたそうです。。。
フランスにて(複数の子どもによるスリ)
友人Bは、ダンナ様と2人でパリの街をあるいていたところ、10歳前後の子どもたち6~7人に囲まれたそうです。
友人Bが子どもたちに、どうしたの?みたいな感じで話を聞こうとしていました。
その時、ダンナ様が突然何かを叫んだ(フランス語で叫んだのでなんと言ったのか友人は分からなかったそう。)と思ったら、子どものうちの1人が友人Bの財布を盗って走って逃げていたそうです。
友人Bはバッグから財布を盗られた事に全く気づかなかったとのことでした。
やっぱり狙われがちなうちのダンナ(パリで署名活動スリ)
私たちは、セーヌ川に沿って散歩しながらチュイルリー庭園の方へ向かっていました。人がギリギリすれ違えるくらいの道でダンナが前、私がダンナの後ろを歩いていると、ダンナの前に立ちはだかる署名用のバインダーを持ち、署名をしてくださいと言ってくる若い女性。(10代かな?)
「Excuse us.(すみません)」といって素通りしようとすると、右側からもう1人女性が現れ、ダンナに抱きつく2人の女性。
後ろからその状況を見ていた私は、
ダンナが急にモテている!!!!
と驚いているのも束の間、ダンナはくるりと身を翻して女性たちから逃げ出しました。
状況をダンナに確認すると、正面にいた女性がダンナのコートのをめくり、着ていたジャケットの胸ポケットから財布を抜き取ろうとしていたとのこと。
もし財布を盗ろうとしていることに気付かずに、「俺モテるやん」と勘違いをおこしていたら、簡単に盗まれていたことでしょう。
男性のみなさん。パリで女性が抱きついてきても、勘違いしないように注意してください!!!
ドイツにて
小道具を使ったスリ
友人Cは、女友達4人でランチをしていたそうです。レストランの出入り口がよく見えるところに座っていた友人Cは、1人の中年男性がふらっとレストランに入ってきたところを見ていました。
その男性はまっすぐ友人Cたちがいるテーブルに向かってきて、男性が持っていた新聞をテーブルの上でばっと広げ、何かを話しかけてきたそうです。
ドイツ語だしなんて言ってるかも分からないけど、新聞のことを何か言っているのかな?と新聞に注目する友人Cとその友人たち。数秒後にその男性はじゃあねと言って、出入り口からそのまま出て行きました。
「あっ!」と気づいた時には、テーブルの上に置いていたiPhoneが無くなっていたそうです。
足の速い単独犯によるスリ
私はドイツの小さな広場を歩いていました。昼間で人通りも多かったのですが、私の目の前を歩いていた40代くらいの男性が、20歳前後の男性に財布を盗られました。
男性は財布をズボンの後ろポケットに入れており、スリの男性が全力で走りながら近づき、財布を盗ってそのまま走り去って行くという大胆な手口でした。
ちなみにフランスのパリでは、私のダンナも後ろのポケットに入れていた財布を盗られそうになったことがあります。人通りが全く無い道で、(歩いているのは、私たち夫婦と男性1人のみ)道はとても広いのに、わざわざ男性がダンナの真後ろに近づいてきたのでおかしい!と思った私は、「〇〇くん!!(ダンナの名前)」と大声で呼びました。その男性はダンナからすっと離れていなくなりましたが、あのままでは財布を盗られていたかもしれません。
スリに遭わないためには
以上のエピソードからも分かるように、スリを行う人達はプロです。自分は盗られないだろうと思っていても、警戒していても盗られることがあります。
私がスリに遭わない為に最低限気をつけている事をお伝えしたいと思います。
バックの種類と持ち方に気をつける
バッグごと盗られることもありますし、バッグは斜め掛けのチャック付きがおすすめです。コートや上着をはおる季節は、バッグを斜め掛けにした上からはおっています。
特に人混みなどは、チャックを開けて中身の貴重品だけ抜かれることもあるので、しっかり前に持ち手でおさえています。
タイでは、斜め掛けバックをかけてトゥクトゥク(三輪のバイクタクシーです)に乗っていた女性がバックを引っ張られて道路を引きずられたという事例もあったので、斜め掛けだからと安心せず、座っている時は膝の上でしっかりと抱いて持つことをオススメします!
盗られやすい場所に貴重品を置かない
携帯電話をついテーブルの上に置いたり、男性だとズボンの後ろポケットに財布を入れがちですが、カバンの中にしまっておきましょう。
とても気をつけて置いていたり、神経を研ぎ澄ませてポケットの財布が盗られた時に反応しようと思っていても、スリをする人々は日々考えて、盗みを働いているプロなので、私たちより一枚上手です。
特にiPhoneは海外で高く転売できるらしく、日本人は絶好のカモと狙われているので注意しましょう。
手荷物を置く場所に気をつける
友人Dがベルギーのレストランで、空席の椅子の背もたれにバッグの肩掛けの部分を引っ掛けて置いていました。
ガタン!と音がした方を見ると、若い男性2人組がバッグの肩掛けの部分を引っ張って、バッグを盗ろうとしていました。私たちに気づかれたためバッグを盗らずに逃げましたが、スリのベテランだったら盗られていたかもしれません。
レストランやカフェの椅子の背もたれにバッグを引っ掛けておくのは辞めた方がいいですね!
もはや盗られてもあまり落ち込まないものを持ち歩く
海外旅行にもっていくと便利なもの10選でも書きましたが、私は海外を観光するときの財布は1500円くらいの、盗られてもいいものを持ち歩いています。
あとは、最低限の現金とクレジットカード一枚。パスポートはバッグの中のさらに内ポケットにいれ、クレジットカードとパスポートのコピーをホテルのセーフティーボックスに預けています。
備えあれば憂いなし!!iPhoneは盗られたら落ち込みますね。でも持ち歩くしかない。やむなし。笑
海外旅行注意点まとめ
今回はスリ編ということで、エピソードを紹介してきました。
色んな手口を知っていて気をつけていても、それでも盗られることはあります!
そんな時は「絶対に取り返そうとしない」ことを覚えておいて欲しいです。
実際に、財布や携帯を取り返そうとして危害を加えられた事例もあります。つい、取り返したくなる気持ちも分かりますが、一番大切なのは、貴重品ではなく自分の命という事を念頭に置いて行動していきましょう!!